昨年12月15日(岡山)、16日(東京)での報告会にて、弁護団長より話がありました通り、最高裁決定に基づく協議申し入れに対し、岡山短期大学は「次年度(平成31年度)の授業編成および担当者は1月中旬の教授会で決定する」と協議に応じない旨の回答を示していました。
年が明け、1月中旬になっても短大側から教授会開催の有無も含め、何の連絡もなかったため、改めて次年度への対応について尋ねる文書を送ったところ、「授業担当はないことを教授会全員一致で決定した」との回答がありました。
この状況から、弁護団は、「原田学園における障害者差別について」との書面を作成、文部科学省・厚生労働省などへ提出しました。内容は、
1 差別を続けるために新たな授業外し決定
2 最高裁決定を受けての協議申し入れ
3 障害者差別解消法・改正障害者雇用促進法違反の新たな授業外し決定
4 新たな授業外し決定の差別意図隠し
5 解決の方向
6 結論
の構成で、障害者差別を最高裁決定が出てもなお続けようとする短大側の不当性を明らかにするとともに、解決策の提案も行っています。
上述の書面は報道機関などへも送り、広く多くの方に関心を持っていただくことで、差別のない社会環境実現の一助となれば、と願っています。ご興味のある方は支える会事務局までご一報ください。報道機関へ送付したものと同じ書面をメール添付(PDF)にて送らせていただきます。
「豊かな共生社会を子どもたちへ…」、この願いを具現化する道のりとして、山口さんの教壇復帰に向けた取組を今後も支えていきます。
多くの方に現状を知っていただくことも、山口さんを支える大切な確かな力となります。無理のない範囲で、どうぞご協力よろしくお願いいたします。
支える会事務局長 重田雅敏
先日、山口雪子さんより報告がありましたように、最高裁での上告棄却により、高裁での勝訴判決が、司法の最終的な判断として確定しました。これもひとえに支える会の皆様、支援いただいたすべての皆様のお陰と、心より感謝しております。
つきましては、報告集会を次のとおり開催いたしますので、年末のお忙しい時とは存じますが、ぜひ、ご参加いただきたく、ご案内申し上げます。
【岡山報告会】
日時 12月15日(土) 15時00分〜17時00分
会場 きらめきプラザ6階 (6階の会議室は、1か所です。)
岡山県男女共同参画推進センター(ウィズセンター) 岡山市北区南方2−13−1
問い合わせ先 電話086−235−3307(代)
※ 岡山駅から徒歩15分 タクシーで5分。
【東京報告会】
日時 12月16日(日) 14時00分〜16時00分
会場 全国障害者総合福祉センター 戸山サンライズ 1階 小会議室 東京都新宿区戸山1−22−1
問い合わせ先 電話 03−3204−3611
※ 大江戸線 若松河田駅より徒歩10分 東西線早稲田駅より徒歩15分
JR高田馬場や新大久保駅より、タクシーで10分。
報告会では、これまでのご支援に感謝するとともに、裁判の内容を報告し、今後の取り組みについて、見通しと方針をご説明いたします。お集まりいただいた支援者の皆様から、ご感想やご意見をお聞かせいただければ、幸いに存じます。
司法としての最終判断では、岡山短期大学側の処分は無効であること、合理的配慮を実行すべきことを求めておりますが、今後頼りとすべき行政の対応には、障害者雇用数の水増し問題でも明らかなように、前途多難な状況が予想されます。4月からの
教壇復帰を実現するためには、支える会の迅速な対応が急務となっておりますので、皆様の一層のお力添えを、心よりお願い申し上げます。
◆ 勝訴確定報告会の内容
1、これまでの裁判の取り組みと、勝訴の意義 弁護団長 水谷 賢 弁護士
2、支援者へのお礼と今後の取り組みへの決意 原告 山口雪子 岡山短期大学准教授
3、各支援団体からのご挨拶
4、報道関係者との質疑応答
5、参加者からのご感想、ご意見
6、岡山短期大学への教壇復帰要請文の提案と採択
7、支える会事務局からのお願い 事務局より
以上、多数の方々のご参加をお待ちしております。
皆様、お世話になっております。山口雪子です。
今年4月に短大が最高裁へ上告してから、裁判のほうはどうなったか皆目わからずにおりましたが、11月29日、上告棄却との決定が11月27日付けで出たとの知らせを代理人弁護士の先生より電話でいただきました。状況がわからず、ご心配ばかりおかけしていましたが、皆様に良い結果の報告ができますこと、心より安堵し嬉しく思っています。ありがとうございます。
ここまで何とかたどり着けましたのは、ひとえに支えてくださる皆様のお陰です。私一人の身勝手な要求かと、悩んだ日々もありましたが、共生社会に向けた大事な道のりだと皆様に教えていただきました。言葉では言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
今後は教壇復帰に向けて新たな取り組みを始めて行くことになると思います。まだまだ問題解決まで時間はかかるかと思いますが、皆様からのご支援を力に必ず教壇復帰を果たすと決意を強くし、頑張ります。ご心配をかけてしまう状況が今後も続くかと思うと申し訳なく感じますが、諦めずへこたれずに取り組んで参りますので、これからもどうかよろしくお願い申し上げます。
取り急ぎ、ご報告とお礼のみの用件にて失礼をご容赦ください。いつも本当にありがとうございます!
山口 雪子
視覚障害がある山口雪子さんは、岡山短期大学の准教授として勤めています。しかし、2016年、岡山短期大学から視覚障害を理由に「授業外し・研究室明け渡し命令」を受けました。 山口さんは、撤回を求めて2016年3月23日に大学を提訴し、裁判が始まりました。
私たちは、山口さんを支える活動を行うとともに、活動を通して「共生社会・合理的配慮」について考え社会へ発信し、子どもたちへ豊かな共生社会をつないでいこうと考えています。
岡山短期大学 幼児教育学科 准教授
〈担当科目〉
・環境(保育内容)
・教職実践演習(幼稚園)
ネイチャーゲーム、プロジェクトワイルド、インタープリターなど、自然環境学習プログラムの実践経験が豊富な山口さん。地域でも子どもたちに自然の素晴らしさを伝える活動を積極的に続けておられます。
2016年5月31日、第1回公判が開かれ、同日「山口雪子さんを支える会」が立ち上がりました。
公判前には、山口さんとともに「豊かな共生社会を子どもたちへ」と書かれた横断幕をかかげて、岡山地方裁判所前を行進しました。
① 山口雪子さん 裁判を支える活動
② 支援の輪を広げる活動
③ 活動資金を集める活動
④ 会員同士情報交流、報道機関を含めた会員以外へ情報発信をする活動
瀬戸内海放送にて、10分ほどの特集がありました。山口さんの思いも含め、裁判に至るまでの経緯がよく分かる内容です。
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